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CRAやCRCへの転職

CRC、CRAの仕事

こんにちは!薬剤師のreikoです。薬剤師が調剤薬局や病院薬剤師ではなくCROでCRA(臨床開発モニター)やCRC(治験コーディネータ)を目指す方、結構多いんです。

 

何を隠そう、私も出産前まではCRCとCRAを両方経験しています。通算7年勤務しました。
とてもハードな毎日でしたが、充実した毎日で楽しかったです。
ヽ(*´∇`)ノ

 

 

子供を授かったときに、子育てに専念するため退職しましたが、薬剤師の方でCRCやCRAへの転職をお考えの方に多少のアドバイスができると思います。

 

後ほどCRAやCRCの具体的な仕事内容がわかるように、私のCRCやCRA時代の平均的な1日の様子をお見せしますね。

 

まずは、CRCやCRAへの転職に際して、どうやって求人を探すか?ですが、これはもうプロにお任せした方がよいです。
CRAやCRCの募集はあまり公には行われないですし、勤務地や業務内容の詳細まで知るには、薬剤師専門の求人サイトにいくつか登録して紹介してもらうのが、ベストだと思います。

 

私も最初の職場を探す時、マイナビ薬剤師とファルマスタッフとあといくつかの薬剤師求人サイトに登録しました。
企業系の求人はかなり少ないので、3〜4社登録したと思います。

 

それで、2〜3週間くらいで各社から求人案件を紹介して頂いて、色々検討しました。

 

結局、ファルマスタッフにこちらの条件に合った求人を紹介して頂いた後、面接までいった段階で他の薬剤師求人サイトの担当者にお断りの連絡をしました。
面接は一次面接のみで、面接後1週間くらいで、紹介先企業の人事の方から直接連絡が来たのを覚えています。
転職までトータルでも1ヶ月はかからなかったと思います。

私が利用した薬剤師求人サイト

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

 

ファルマスタッフは、日本調剤グループが運営している転職エージェントです。
わたしが最終的にCRCの仕事を紹介していただいた、転職サイトです。

 

≫ファルマスタッフの公式サイトはこちら

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

 

マイナビ薬剤師は、薬剤師の転職者の利用者満足度No.1の求人・転職サイトです。
こちらのマイナビ薬剤師の専任アドバイザーの方には、CRAの求人を紹介していただきました。

 

≫マイナビ薬剤師の公式サイトはこちら

 

アプロ・ドットコム

アプロドットコム アプロドットコムは上記の2サイトに比べると知名度は低い点はありますが、わたしの希望にピッタリのCRCの求人を探してくださいました。

 

≫アプロ・ドットコムの公式サイトはこちら

まず簡単な解説から

 

 

CRC、CRA、CROの解説

たまにCRC、CRA、CROの整理がついていない方がいらっしゃるので基本的な解説からしますね。まず、治験というと、どんな印象をお持ちでしょうか。
もしや、人体実験というイメージの方もいらっしゃるでしょうか?!

 

昔は、開発企業の成人男性がボランティアで薬物動態を引き受けたりしてたようですが((((;゚Д゚)))))))、昨今、社会的にもインフォームドコンセントが、定着して、倫理性と患者さん本人の意思が尊重され、治療を通じたボランティアのような感じになってきているように思います。

 

この、治験のデータを集める仕事が、CRA(臨床開発モニター)、CRC(治験コーディネータ)なのです。

 

まず、CROについて説明しますね。
臨床開発業務受託機関Contract Research Organizationの頭文字でCROです。

 

通常、薬は製薬メーカーが研究所等で合成して、動物実験を経て、治験(臨床試験)に乗り出すわけですが、製薬メーカーさんは、毎年順調に薬候補の化合物を発見できるわけではありません。新薬の開発が成功する確率は3万分の一ともいわれています。そして、薬の開発には、膨大なお金と時間がかかります。

 

ここで登場するのがCROです。
CROは、製薬メーカーに代わって、治験業務を遂行する会社です。

 

製薬メーカーは、いつ出てくるかわからない新薬候補のために、従業員を確保しておくことができないのです。なので、人件費のリスクを取らず、他社(CRO)と契約して、お金で解決する方法を選ぶ傾向にあります。
また、ベンチャーの創薬企業で、いい化合物が見つかったけど、どうやって市場に出したらいいかわからない、ノウハウもない、とか、自国の治験は好成績で、日本でも上市したいが、日本での承認までのプロセスがわからない、といった場合もあります。こんなときも、CROの出番なんです。

 

CROは、様々な製薬メーカーの代わりに治験をやっていますから、ノウハウがたくさんあります。つまり、治験のプロ集団なのです。

 

そのCROで現場で働く人たちがCRA(Clinical Research Associate)です。
モニターと呼ばれることもあります。CRAの仕事はいろいろありますが、メインは、病院と製薬メーカーの治験実施契約の橋渡し、投薬された患者さんのデータ集めです。

 

CRCやCROの薬剤師求人の探し方※両方を経験した私の体験談

 

最近は、電子で情報を集めるので、モノを集めることはなく、データ確認、かもしれません。
病院のスタッフさんが、症例報告書(パスワードで保護されたWebページ)に、患者さんの検査値や状態、使った薬、副作用、薬の効果判定等を入力してくれます。CRAは、その入力してくれたデータが、病院のカルテと合っているか、照合しているのです。

 

そんなん、照合する必要あるの?間違ってるわけないでしょう、とお思いかもしれません。
入力ミスの発見だけなら、だれでもできます。

 

しかし、そこには、生きている患者さんがいるのです。治験薬は、未知の副作用を含んでいるかもしれません。カルテを閲覧することで、重大な副作用を軽度な段階で抑えられる可能性もあります。この段階で集まったデータは、承認時、添付文書に載る情報です。治験薬の特性を熟知し、時には医師に助言するようなカッコいいCRAになりたいものです。

 

さて、CRCさんは。とても大事な役柄です。
CRCとはClinical Research Coordinator 治験協力者です。

 

何に協力してくれるかというと、みんなに協力してくれます。患者さんには、治験説明で、先生の傍で、やさしくわかりやすく治療や治験のことを教えてくれます。時に、先生の間違いも直してくれたりします。治療に通う患者さんのスケジュール管理はもちろん、院内のつきそいをしてくれる場合もあります。

 

先生には、治験の候補となる患者さんをピックアップしてくれたり、診察前のヒアリングを行うこともあります。
そして、症例報告書の入力もしてくれます。最近は、グローバル化の波を受けて、世界同時申請をめざす企業が多いです。となると、症例報告書は英語で入力しないといけません。英語力は必須ではありませんが、英語に堪能なCRCさんがいらっしゃると、CRAはとても楽になります。(*´・∀・*)ヨロシクオネガイシマス

CRA時代の私の1日

CRAは日常、どんな生活をしているのでしょうか。
内勤と外勤が半々くらいの方が多いと思います。内勤日と外勤日それぞれ観察してみます
外勤日(病院でのカルテ閲覧)

 

▼6:00起床 (´‐`)眠い…

 

▼7:00自宅出発
新幹線、飛行機等で、契約している病院へ移動。都内、大阪市内はもちろん、札幌や九州に出張することもあります。

 

CRCやCROの薬剤師求人の探し方※両方を経験した私の体験談
▼10:00施設着、治験管理室でカルテ閲覧受付
閲覧室で電子カルテ、会社のパソコンを起動。
電子カルテは、各担当者、試験ごとに、パスワード設定されていて、事前に、閲覧only書き込み不可のアカウントを病院からもらっています。外部の人間がカルテに書き込めたりしたら、大変ですからね!

 

電子カルテ、紙カルテ(ある場合)と、症例報告書(web上の入力)の入力が正しいかどうか確認、正しければ、確認OKのチェックを入れて保存。

 

副作用情報は、カルテの記事との時間的整合性、副作用の重篤度が適切かを判断。おかしい部分があれば、メモしておく

 

▼13:00 昼食(*´μ`*) なぜか、病院の周りには飲食店が少なく、院内の食堂で食べることが多いです。もちろん、近くの食堂に出向いてもOK

 

▼14:00 担当医のアポイント。医局で先生にお会いする場合もありますが、カルテの内容について、問い合わせ・質問をすることが多いので、基本的にはカルテ閲覧の部屋に先生を呼びつけます。(もちろん、事前にメール等でアポイントをいただいています)

 

▼14:30 カルテ閲覧再開。他の担当施設の状況も気になるので、メールチェックしたりします。

 

▼17:00 カルテ閲覧終了時間。

 

CRCやCROの薬剤師求人の探し方※両方を経験した私の体験談
地方名物のお土産や駅弁を頂きながら、飛行機、新幹線等で移動.
21:00帰宅 (_´Д`)ノ~~オツカレー

 

(内勤日:オフィスへの出勤日)

 

▼7:00 起床(´‐`)眠い…
▼8:00 出発
▼9:00頃 オフィス到着。フレックスタイムを設定している会社では、11:00までに出勤すればOKだったりします。

 

CRCやCROの薬剤師求人の探し方※両方を経験した私の体験談
▼10:00 メールチェック、返信

 

▼11;00 モニタリング報告書作成。きのうの外勤を振り返り、実施事項を報告書にまとめます。
モニタリング報告書は、製薬メーカーさんとの契約の対価ですので、正確にすばやく提出します。
報告書とはいえ、ペーパーレスが進んでいますので、これも、web上に入力、保存して、上司が内容を確認・承認して、メーカーさんに提出されます。報告書はすべて英語という試験が増えています。

 

残念ながら、インターネットの翻訳機能は、奇想天外な訳を出してくれるので、あてになりません。最初は、先輩の報告書から転用させてもらったり、社内で出回っている英語例文等を使って、何時間もかけて仕上げます、そしてreviewerという方から、温かいダメだしを頂き、いずれ、一人で報告書をかけるようになります。

 

▼12:00 ランチ ウ,ウマ━━━Ψ(°д°;!)━━━!!

 

▼13:00 プロジェクト会議参加。

 

CRCやCROの薬剤師求人の探し方※両方を経験した私の体験談
複数オフィスがあるCROでは、電話会議で東京大阪をつないで、チーム会議をします。試験の進行や、注意点、メーカーさんからの伝達事項を共有します。自分が気になっている副作用等についても、他のメンバーに共有します。Globalプロジェクトでは、ヨーロッパやアメリカと電話をつないで、英語の会議に参加することもあります。外国の方は、とてもフレンドリーなので、うっかり名前を覚えられると、名指しで意見をもとめられることがあり、要注意です。

 

▼15:00 次の外勤の準備
症例報告書をwebでチェックします。予定では患者さんが来院しているはずなのに、未入力だったり、ヤバい副作用や検査値があれば、CRCさんに電話して状況を確認しています。
未入力=CRCさんの入力漏れならいいのですが、具合が悪くて来院できない、他の病院に入院している、等の心配があるからです。

 

▼17;30 うまくいけば退社
作業量が膨大だったり、外勤が多いと報告書も増えるので、定時で帰れないこともあります。ビェ──・゚・(。>д<。)・゚・──ン!!

 

▼19:00帰宅

CRC時代の私の1日

▼6:30 起床(´‐`)眠い…
▼7:30 出発
▼8:00 病院着

 

CRCやCROの薬剤師求人の探し方※両方を経験した私の体験談
患者さんの朝は早いです。8:30の病院受付開始時点で、患者さんが待ってますので、遅れられません。

 

▼8:30 一人目の患者対応 今日の検査の内容を伝えて、検査室の順番を確認。順番とおり、検査にすすんでもらいます。

 

▼9:30 二人目の患者対応 この方は今日は診察だけなので、診察室に案内します、順番を待ってもらう間に、前回来院から今日までに、体調の変化はなかったか、治験薬や併用薬の使用状況を確認します。余っている治験薬を回収します。患者日誌がある場合、お預かりします。

 

▼10:00 医師診察同席、事前に患者さんから聞いた体調変化を、先生に伝えます。先生に「治験薬で、そういう副作用出てる?」と聞かれて、手元の資料で分からない場合、CRAに電話して質問します。
CRCさんは複数の治験を担当しているので、こんなやりとりを、いろんなCRAと行います。

 

▼11:00 新しく治験に参加予定の方に、治験の内容の説明。治療方針については、医師が説明しますが、来院のスケジュール、治験中に守ってほしい事項や、もしもの副作用が起きたときの対応・補償、治験に参加するための交通費等は、みんなCRCが説明します。

 

CRCは患者さんからの最初の窓口として、とても頼られる存在です。仲良くなると、ご自宅でとれた柿をいただいたり、株の運用を教えてくれたりします。

 

▼13:00 午前中に3人くらいの患者対応をこなし、昼食。お弁当を自席で食べたり、たまに院内食堂に行ったりします。(*´μ`*)

 

▼14:00 症例報告書の入力。カルテは日本語で書いてあるので、症例報告書に入力するための副作用名の英訳に悩まされます。気の利いたドクターは、英語でカルテに書いておいてくれたりしますが、たまにスペルがまちがっています。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

CRCやCROの薬剤師求人の探し方※両方を経験した私の体験談

 

▼15:00 カルテ閲覧をしているCRAに呼ばれ、治験参加中の患者さんの状況を聞かれます。症例報告書の記載もれや入力ミスを指摘されます。これから治験参加の同意を取る方がいるかどうか、確認されます。

 

▼16:00 CRAに指摘された症例報告書を確認して、必要に応じて修正します。医師に確認が必要な事項は、先生に問い合わせしたりします。

 

▼16:30 ミーティング参加。これから始まる治験の内容説明会に参加します。治験には、いろんな部署がかかわりますので、ミーティングには、医師、薬剤部、看護師(病棟・外来)、医事課が参加します。もちろん、スムーズに連携が取れるように、事前に根回し済です。

 

CRCやCROの薬剤師求人の探し方※両方を経験した私の体験談
▼17:00明日の来院予定患者さんと、検査等に実施事項を確認。外注検査がある場合は検査キットの準備をします。

 

新しく治験に参加できそうな方はいないか、明日の予約患者さんの検査値や状態をカルテからチェックして、候補になりそうな方がいれば、担当医師に連絡します

 

▼17:30お仕事終了

 

▼18:00帰宅

CRC、CRAに転職希望の方への私からのアドバイス

薬剤師がCRA,CRCへの転職へのアドバイス

CRCもCRAも、責任のある仕事です。薬剤師と同じく、人の命に係わる仕事です。

 

すべての治験薬が製造販売承認を得られるわけではありませんが、自分がかかわった薬が、実際に発売されて、多くの患者さんの役に立つ時が来ます。映画のエンドロールの最後に自分の名前が小さく小さく載っているような感じかもしれません。
ハーボニーやオプジーボのように歴史に残る新薬を手掛ける可能性もあります。薬剤師の仕事とは、また違ったやりがいが見つけられるかもしれません。

 

いま、薬剤師をしていて、自分このままでいいのかな。何年後か、違う店舗にいって、その何年後か管理薬剤師になって、それから。。。と考えたりしてる方、扉の向こう側を覗いてみてはどうでしょうか。CRAもCRCも、未経験ですから、初心者スタートです。覚えることがたくさんあります。きっと、年収も一旦下がるでしょう。でも、変化に富んだ日々は、自分の視野を広げ、適応能力の伸ばし、柔軟な思考と「なんとかする力」を与えてくれると思います。
投薬や調剤は、何歳になってもできます。「いましかできないこと」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

私自身、「調剤薬局や病院の薬剤師とCRAやCRCのどちらが楽しいですか?」聞かれたら迷わず「CRAやCRCです!」と答えます。

 

CRCやCRAへの転職を希望される薬剤師の方にエールを送ります!!